元日の当日、発災時刻にぬいぬいはどこにおりましたかと申し上げますと。
初詣の帰り道、海沿いの高速道路上ですよ。
主人が運転してくれておりました(遠出したくせに免許証を忘れた私ですw)。
車のテレビからものすごい勢いで例のブザーが鳴り響いたわけですね。
「何で祝日に地震ねんてー。5月の連休も祝日やったやんけ」
(5月の連休の時は地元の祭りに行ってました。シャトルバス待ちの病院の駐車場でした)
一回目の揺れの後、クルマのテレビをつけてニュースをチェック。
二回目がきて、主人が車を止めて揺れが収まるのを待ちました。
「うお〜!こっわ!めっちゃ揺れとるぅー!!」
揺れが収まりました。
直後、NHKのアナウンサーが
「大津波警報です!今、すぐ、逃げてください!!」
「えええええええええ!!」
ここ、海沿いなんですけど。
しかも高速道路上。
東北の津波の映像が一気にフラッシュバック。
わたしも主人も同じ映像が頭に浮かんでいたようです。
とはいえ、ここは海岸線もぺったらこい(真っ直ぐ・入り組んでいない)からそこまでひどい津波にはなるまい。
とか楽観的に考えていましたが、いやいやいや、子供おるんや、とにかく逃げよう。山!山や!!
夫「目の前の川越えられるかな」
私「ダメ、通行止めになった。早っ!」
すぐ降りて山を目指して走る。
海側の住人は一斉に山めがけて車を走らせる。
その中に混じる。
とりあえず国道方面に行こう。
ついてったらいいんじゃない?
その奥が山や。
という曖昧だけど確実に。
みんな屋外に出て電話したりオロオロしたり。
その後なんとか山の麓の道まで辿り着き、落ち着くまではコンビニで待機。
地震の被害は見られないコンビニでしたが、避難者多数でトイレは激混み。
ここに辿り着くまでのコンビニもやはり激混み。
ドラッグストアが正月休みだったので、コンビニにティッシュなどの日用品を買いに来る人もいました。
大津波警報が注意報に変わるまでコンビニにいて、その後給油して帰りました。
第一声を発したNHKの女性アナウンサーはもともと金沢放送局にいたのです。
彼女の叫びは
「石川県、なんとか助かってほしい」
と言っているようでした。
その日はいろんな方面の友達や知り合いと連絡を取り合って、安否確認や情報交換をしました。
年賀状の返事を書いている余裕はなかった、、、。
もしかして断水来るんじゃない?というやりとりがあったのでお風呂の水を溜めて備えておきました。
翌朝、周りの人たちが「よく眠れなかった」という中で爆睡していたおかあちゃんですw
大晦日は寝不足だったのでw
各所で断水の情報がありましたが、我が家は午前中は普通に出ていました。
「なんやぁ、大丈夫やん。思い過ごしで良かった」
天気が良かったので、豆の苗の底面給水をして鉢植えにお水をあげました。
その後ですよ。
11時ごろ、ママ友LINEグループで
「水出ない」
「まじか」
「うおおおおおおお!うちも止まったーーーー!!!」
溜め水しといてよかった、、、。
去年の冬も大寒波で断水しちゃったんですが、うちは大丈夫で。
今回も大丈夫かと思ったけどダメでした。
ひとまず、風呂水は生活用水にして飲み水は浄水器のタンク内の残りと、断水前に念のため取っておいたお水で凌ぐ。
この日は風呂も洗濯も諦める。
翌日は市から飲料水の支給があったので役所に取りに行き、それも活用。
断水中はエコキュート(電気でお湯沸かすやつ?)を止めて、水道管も止める。
どっちも初めて触った、、、。
晴天の星空の下、とにかく寒かったですw
地震はやることなすこと初めてのことだらけ。
浄水器は水道から直接とるタイプなので、断水してタンクが空になってもでる様子でした。
念のため販売店に問い合わせしてみたら、
「断水終わるまでは電源切ってコンセントごと抜いてください!壊れます!」
すぐさまコンセント抜きました。
確認やら調べごとやら、とにかくケータイが手離せませんでした。
結果、うちの断水は2日だけで済みました。
お水出た時の安心感ったらなかった!!
飲めるようになるまではもう少し時間かかりましたが、日常に戻るまでは早かったです。
日本はお水や電気なんかのインフラが整ってるからそれが当たり前に思っちゃいますけど違いますね。
本当にありがたみを感じました。
毎日ニュース見てて思います。
石川県、縦に長いから、、、。
温度差激しい。
わたしの住んでいる場所は生活圏が金沢なので普通に生活しています。
一方、水も電気もままならぬ場所がある。
何とも言えないです。
毎度思うのですが、ホント早く復旧して、最低限の生活ができるようになってほしい。
行政や国には考えることやることが山ほどある。
なんとか被災者の生活を支えてほしい。
話は変わりますが、先日朝のラジオでこんな内容のニュースを聞きました。
その日の夕方にはテレビでも放送されてました。
支援物資のマッチングサイト デジタル大使館
↓
支援物資のマッチング行うサイト 愛知・清須のベンチャー企業|NHK 東海のニュース
欲しい物資を発送してくれるようです。
記事の中にURLの記載がありました。
現場に廃棄するようなものを送ってくる人もいる中で、ほしいものが効率よく選べるというのは何ともよくできてます。
今は輸送費を企業と運送会社が持ってくれているようです。
今後は輸送費をどうするのかが課題だと言っていました。
余談ですが。
輸送費がタダだと思ってる人が多いです。
ネットで注文する場合、注文する画面に
「適正な運賃を支払っています」という文章を掲載しているサイトもおありだとか。
素晴らしい取り組みだと思います。
こんなしんどい仕事タダでやるわけねーだろ。
ボランティアだと思うな。
などと突っ込んでやりたくなります。
運輸業としてはそこらへんをしっかり是正していただきたいですね。
余談でした。
とりとめのない記事になってしまいました。
1秒でも早く元の生活へ。
能登の美味しい農畜産物、海産物がスーパーに並ぶ日を待っています。
能登の魚が恋しいですー。
#デジタル大使館
#NHK
#世界農業遺産
#運送業者
#支援物資
#マッチングサイト